久しぶりに塔子さんのシーンを抜き稽古。早枝子、茉莉、塔子の三人の立ち位置にちょっと悩みましたが、早枝子にちょっとした立ち回りをしてもらうことで決着。多分これでいいでしょう。塔子さんもう少しのびのび楽しんでお芝居しましょう。助っ人という意識からか、動きも声もなかなか緊張がほぐれないけど、一昨昨日、廊下で後輩を呼びつけていた「モトハシー!」という声がとてもよかった。リラックスしてて張りがあって豊かな声量があって、すごく素敵でした。あれでいいのです。あの声が楽々と出せるんですから、あの調子でやってみてください…とアドバイスしたら、台詞の前に「モトハシー!」だって。落語の「高砂や」だよそれじゃ。
「高砂や」一口ストーリー
伊勢屋さんの仲人を頼まれた長屋の八つぁんが、横町のご隠居に「仲人は謡曲の『高砂や』をやるもんだ」と云われて、一夜漬けで謡曲を練習する物語です。「たぁ~かぁ~さぁ~ごぉ~や~~」という調子がどうしても出せない八つぁんに、ご隠居が「長屋に来る豆腐屋さんの売り声を真似してやってご覧」とアドバイス。確かに「と~ふ~」と一声上げてからだと上手く謡えます。でも八つぁんは、どういう訳か一旦「と~ふ~」と云わないと謡えないのでした…というバカバカしいお話。

