午前はエンディングの抜き稽古。真由美も随分上達しましたが、専門家らしくなるにはあと一磨き。あとほんの一歩だと思います。頑張れ。
午後は通し稽古。しのぶの声が一寸出るだけで出来がよくなります。やはり鍵を握っているのはしのぶの大声です。とにかく何も考えず、夢中になってひたすら大騒ぎする境地に達してくれればなぁ。頑張れ。

夕方から昨日の続きで大道具作り。皆で汚しをかけているとき、S井がウツラウツラ船をこいでいて、下級生から大ヒンシュクです。寝不足なのか目の下に隈が出ていますが、誰も同情してくれません。人徳のなせる処ですね。
結局、今日も消灯時間までかかってしまいました。まだまだ手を入れようと思えばきりがありませんが、とりあえずこれで完成としましょう。
I澤君が遊びに来ました。ドイツ軍のフェルトの外套着込んで暖かそうです。そう言えばだいぶ寒くなりました。
禅の公案に「竿頭一歩を進む」というのがあります。「百尺の竿の天辺に立っているように修行を究めた状態から、更に一歩を踏み出すと真っ逆さまに落ちてしまうが、どうする」という質問です。転じて、完璧に近いと思える状態から、更に完成を目指して工夫することの例えでもあります。本校も、県大目前のこの時期、「竿頭一歩を進めるつもりです」なんて云えれば格好いいんですが、「竿頭」なんてとてもとても。まだ地面から三尺くらいでしょうか。天辺を見上げて「あと九十七尺も登るのか」と溜息をついているような感じ。
とりあえず「竿頭」目指して登り続けなければなりません。

