下人と子供のシーンの抜き稽古でした。共に1年生で舞台に立つのは初めて―考えてみれば、初心者をいきなり主役に据えるんですから、乱暴な話ですな―の二人。初心者ですから駄目出しの嵐。一言毎に手を叩かれて止められて。「声が小さい」とか「視線が泳いでいる」とか「相手の台詞中に笑うな」とか「気持ちが伝わってない」とか。互いの関係の変化によって、自ずと互いの距離が変化するんだとか、舞台の上では最もみっともない姿が何故か魅力的なんだから、そんな自分をさらけ出す覚悟を持てとか。極めて基本的な事柄から、「初心者にこれはどうなの?」という位難しい事柄まで洪水のような注文が飛び出します。たった5分かそこらのシーンに3時間もかけられて、もうヘロヘロです。演出する方も血糖値が下がって目眩がする始末。もっと腕のいい演出家なら、あっという間に直してしまうんでしょうが、我々にはこれが精一杯。
でも、頑張ったおかげで随分よくなったよ。←自画自賛。

