冒頭のシーンがついに姿を現しました。やはり鍵を握っていたのは髪の女役のU原でした。下人を嘲り追い詰める姿を、吹っ切れたように狂気を思いっ切り誇張して演じることで、あれ程堅かったD口の殻をも粉砕し、思いもかけない演技を引き出してさえくれたのです。ハイテンションで密度が高く、思わず見入ってしまうような10分間でした。この芝居の稽古で初めて、「よい出来」と言える場面が立ち上がり、とても幸せな気分で上がりました。これで「掴んで」くれるといいんですが。
ただし余りのハイテンションに、U原ってば場面の終わり近くで息切れして、台詞が喋れなくなるのです。「暑い。疲れたー。もう駄目」とか云ってます。その調子で残り40分を突っ走らなきゃいけないんだ。基礎体力つけなきゃ。

