1年D口も大分演技に慣れてきました。が、まだどうしても頭で段取りをなぞりながら動いているので、台詞も表情も生きていません。K山の発案で、いたずらを仕掛けることに。
劇中、下人が突き飛ばした子供が動かなくなり、驚いて駆け寄るシーンがあります。そこで、突き飛ばされたM呂に、本当に怪我したふりをするよう指示。ギャラリーも一緒になって、本気でM呂を心配するという打合せ。で、D口演じる下人がM呂を蹴飛ばすと、初心者とは思えないほどの迫真の演技でM呂の仕掛けが炸裂。ギャラリーも一斉に「どうした!」「大丈夫?」「どこかぶつけた?」とか。仕掛け人のK山が真っ先に「大丈夫?」って声を掛けたのは、普段の言動から見てちょっとやりすぎだったですが(笑)。その時のD口の蒼い顔は見ものでした。ひとしきり心配させてから、種明かしした時のD口の反応も。驚かせて悪かったね(ヘヘヘ)。
「今の気持ちと感覚を忘れるな」「感情をストックしておいて、それをリプレイできると、必ず客に伝わる」「役者は感情的経験を多く積む必要があるんだ」とか、ま、偉そうに話をしてから、同じシーンを返してみました。でも結果は、やっぱりいつもの段取り芝居なのでした。D口、自分の経験からもっと学べよ。

