上尾南は、今日も警備と受付のお手伝い。H田ってば普段目つきが険しい処へもって、右腕に「警備」って腕章巻いた出で立ちは、まるでナチスの将校みたいです。って言ったら怒ってました。そりゃそうだよね(笑)。昨日はバスガイドみたいな白い手袋してるので、すかさずバスガイドの小咄教えてやったら、理解して笑い出すのに3秒くらいかかるんだもん。おせーよ。もっと打てば響けよ。
さて、2日目の舞台も見応えあるものばかりでした。
口開けの入間向陽高校さんは、とにかく凝りまくった日本家屋のセットがお見事。顧問のN井先生に伺うと、色々裏設定があるみたいです。オジイチャンが元大工だったとか、実は次男坊で仏壇がないのだとか。去年のような、巨大で破壊力のあるコントの塊みたいな芝居ではなく、伏線を張りまくってドンデン返しがあるよく練られた台本でした。勿論、要所要所でしっかり笑いを取る処は、流石というか何というかお見事でした。
三郷北さんは、山奥の旅館の一幕を描く青春もの(いや、物語はかなりダークなんですが)。ここは研修会での「バンクバン・レッスン」でも感じましたが、チームワークがとてもいい演劇部です。一人一人が芝居を楽しんでいる様子が伺えて小気味よいほど。でも何だか舞監さんのタイマーの調子が悪かったみたいで、芝居が押してると思ってたらしく、下手袖中の皆が一所懸命手をグルグル回して「巻き」を入れているのが可笑しかったです。いや、ご本人たちは「可笑しかった」処ではないんですが。
川口高校さんは、これも名作「贋作マクベス」を上手くレジして仕上げていました。「練りに練った」という感じの舞台は、袖で見ていながらもつい吹き出してしまう程の秀逸なギャグがてんこ盛りで、思わず楽しんでしまいました。それにしても、男の子の叫び声って格好いいですね。
トリは筑波大学附属坂戸高校さん。年々セットが少なくなってきて、それと反比例して照明に凝りまくった芝居は、見ていて唸る程の完成度。どうやってあれをプランニングするのかと思うようなレベルです。まさに照明のマジック。役者の動きもシャープで思い切りがよくて切れがいい。ちょっと高校生の域を超えています。素直に悔しい。でもリハーサルでは流石に時間が足りなくて、大御所である顧問のT内先生も少し焦れていたみたいです。こんな感じ→「声出せ!...うるさい!黙れ」「出てこい!...邪魔だ捌けろ!」「動け! 動くなじっとしてろ!」って具合(笑)。もうそれは舞台上の生徒さんが可哀相になる位。それを皆、「ハイ!」「ハイ!」と気持ちよく返事して受け入れてて、互いの信頼関係が伺えました。
二日間を終えて、役立たずながらも進行のお手伝いをさせていただいて、改めてわかったことは、多くの先生方と生徒諸君と、そして何より、芸術劇場のスタッフさん方の献身的な協力で成り立っている大会だと云うことでした。皆さん、本当にお疲れ様でした。そして本当にありがとうございました。
もう一つ。やっぱり埼玉県の県大会は素晴らしい大会です。小屋も一流ならスタッフも一流。出場される高校さんは素晴らしい処ばかり。見なきゃ損です。そして何より、出なきゃ損です。来年は是非出られるようになりたいなぁと、思いを新たに致しました。

