「使えない台本」
職員会議を終えてアトリエ教室に出向くと、黙々と台本集を読み漁っています。
普段読みなれていないと、台本の良し悪しはなかなかわからないものです。こればっかりは「使ってみなくちゃわからない」部分があると思いますが、読み慣れてくると、使える/使えないの判断がつくようになってくるものです。
ひとつの目安として、ライトノベルみたいな台詞回しの台本はペケ。ド○ゴン○ールの吹き出しみたいに、やたらとビックリマークを多用する台本もペケ。だから、「うわあああああああぁっ!!!!」とかは特にペケ。
最初と終わりにモノローグがある奴は要注意。→「あの夏、僕たちはいつも一緒だった...」「その後、あいつの姿を見た奴はいない」みたいなのね。
天使か悪魔か幽霊か吸血鬼かアンドロイドが出てくる奴は基本的に却下。天使だと思ったのが実は悪魔だったり、死んだ友人の幽霊がアンドロイドに乗り移ったり、天使と悪魔の幽霊がアンドロイドの吸血鬼軍団とバトルしたりのコラボ技も危ない。
場転が多いのは基本的にペケ。一時間の芝居で5回も6回も暗転があるのは大抵「使えない」(ただし、これに関しては例外も多いので、十分慎重になること)。
人物の名前に凝りすぎているのも危険。例えば、「桜ノ宮由理宇栖(ゆりうす)」とか「芝川崎灰音(はいね)」とか「涼風院紅茶亜奈(てぃあな)」とか。ついでに、登場人物の名前の処に、それぞれの「キャラ」が細かく書いてあるのも気をつけた方がいい。「桜ノ宮財閥の御曹司でお坊ちゃま。青と緑が好き。身長182cmで黒縁の眼鏡をかけている。ふたご座のAB型。性格は天然で癒し系。紅茶とスコーンを愛していて、紅茶の銘柄に詳しい。コーヒーを飲むと凶暴になる」とか。
ト書きで人物の出入りを「はける」って書いてあるのもペケ。
つっこみの台詞に「...って、オイ!」とか「...って、ちがーう!」など、「...って、○○」パターンが多用されているのは大抵ペケ。
いわゆる異世界もの―主人公が「気がついたら○○な場所にいた」奴も駄目。それで元の場所(世界)に戻るために、誰かと鬼ごっこする羽目になって、その過程で主人公の抱えている問題がいつの間にか解決しちゃったりしてたら、もうアウト。
ステロタイプな人間が出てくる台本は、眉に唾つけて読む方が吉。「高飛車な生徒会長」とか「生徒募集と学校の体面ばかり気にしている理事長」とか「わしは...じゃ」って口調のおじいさんとか。
最初に↑この辺りを除外してゆけば、有望なのが残ると思う。
次の段階は...またの機会に。



























































